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折り鶴

父が折った鶴 父が入院して1週間ぐらい過ぎた頃だろうか?
母からの提案で元気になるようにの
願いを込めて、千羽鶴を作ろうと言う事に
なった。
7.5センチの大きさに揃えて、各人それぞれ作り始めた。簡単そうな鶴だが、
男性陣にとっては
かなり難しかったようで^-^;
四苦八苦であった。作り始めて10日ほどで
1000羽になった。
皆が、早く元気になって欲しいの願いが
こもっている。みんな、暇さえあれば
折り紙に向かってた気がする。年末、
紅白歌合戦を見ながら1000羽をつないで
(これが結構一番大変な作業で(*_*)。。。)
出来た千羽鶴を見て父が
「綺麗だなあ。
(一時退院で自宅に戻ってたので)
病院に戻る時、病室に飾るかあ・・・・」
いろんな方のお手伝いもあって 最終的に3つの千羽鶴の束ができていた。
ずっと、鶴を見ていることしかしなかった父が

「どら!俺もやってみっかなあ・・・・」

「えっ?できるのぉ??」

かなり不器用ながらも,初期の頃の父の鶴は
端があっておらず、それは
不恰好な鶴の出来上がりだった。でも、
父も自分の病が良くなるようにの気持ちが
作りながら芽生えたのかもしれない。また、
治療も進める事がだんだんなくなってきた
入院後半は やることがなにもなく・・・・・。
単なる暇つぶしであったのかもしれない。
どちらにしても上達が目に見えてきていたし、
病室へ行くたびに折り紙を折っていた姿が
思い出される。

『元気になるまで自分で千羽折るんだ』 父談



丸山ワクチン

12月29日から1月4日まで 病院の方も年末年始と言う事、
特に大きな治療が出来るわけでもないと言う事で 一時退院となっていた。
母の方から、父に読ませたいと言う本を本屋に予約を入れていた私は
この時期に実家へ行く途中、少し中身を見てみた。と同時に 知人から
丸山ワクチンと言う存在を知った。

この丸山ワクチンと言うのは
副作用がないもので末期ガンに有効でガンを抱えつつも
この注射を投与していることで ガン進行が止まり今もなお存命しているとのことがあると。
早速、このサイトを調べてみると、今入院してる日医大が受付窓口との事。
このワクチンに対しては本当にいろいろな意見に分かれた。
あまり効果は感じないと言う人。すごく頼りにしていると言う人。あれは水であまり
効き目はないのでは・・・・。と言われた事もあった。
しかし、有効な治療を進めていなかった状態でいたときで
良くなったと言う方の話を信じたかった。結果、年始に病院へ戻った際に
担当医へお願いして 1月10日からの投与となり、自宅で最期を迎えるまで
ワクチン投与は続いた・・・・。結果は、出なかったけれど私はこのワクチン投与は
出来てよかったと思う。
父も、私も 唯一効果を少しでも信じる事ができたから。。。。!



お風呂

入院中、いつも母が担当だったお風呂。一度だけ私が手伝ったことがある。
後にも先にもこれ一度きり!
と言うのも、毎日の病院通いの疲れが出たのか
母が坐骨神経痛になってしまったのだ。
娘の私たちだと変に遠慮してしまうのか、母が 「気持ちよく病院内にいたほうが
いいんだから、お風呂は入った方がいいよってお父さんに話してみて。」と
ことづかったのだった。
「ん〜〜〜」と考えていた様子の父だったが、「そうするかあ・・・」
予約を入れ、軽く風呂場を洗い、お湯を張る。
重い足取りながら、かなり遅れて父がお風呂場までやって来た。お湯はかなりの量
貯まっている。

ここで改めて父の病を認識することに・・・・!
黄疸で体がかなり黄色な事。病のせいで体が痩せて来てる事。
大工仕事してて体についてた筋肉が落ちてること。
胸が苦しくなり、目の奥が熱くなることを悟られないように・・・・・。
明るく振舞う。髪の毛を洗い、背中を流し、湯船につかる父。

私「どぉ?気持ちいい??」

父「ああぁぁぁ!いい気持ちだあぁぁぁ!!」
なんともいえない顔にホッとした。
この顔を見れるなら、頑張って病院こなきゃなあって思った一瞬だった。



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